獄舎☆ | げむおた街道をゆく

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徳川頼宣の家老が、頼宣に獄舎の増設を提案した。
 

しかし頼宣は、乗り気ではなかった。
「正しい政治を行えば罪を犯す者も現れないのだから、
そんなものは必要ない。

私がこれから正しい政治をすればいいのだ。」
だが、賞罰を正しくするのも政道だ、と諭されたので、

しぶしぶ了承したのであった。

そして、頼宣は獄舎が完成するやいなや、
自分が真っ先に獄舎に入ってしまった。
「罪人が出るのは私に責任があるから、
私が最初に獄舎に入ろう。」

その後、これ以降、罪を犯す者が出ないように、
頼宣は僧侶を呼んで獄舎の中で17日間祈祷させたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 南龍公、徳川頼宣

 

 

 

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