成瀬隼人正正成は、老年になって自分の若い頃のことを、こんなふうに語っていたそうだ
「そりゃあ若い頃だから、それほど色々な経験をしたわけではないよ。
そのせいかも知れないが、あの頃出会い、語った若い人や老人の中に、
武辺において自分が負けたと思う人は、一人もいなかったものさ。」
実に若武者らしい気概ではないか。
成瀬隼人はこの心持で、戦国乱世を生き抜いたのだろう。
さて、そんな成瀬隼人は同時に、こんな事も言っている。
「ところが年を取った今でも、負けたと思う人に会った事が無い。」
成瀬隼人、武辺において生涯自信の塊であった。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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