正成の望み☆ | げむおた街道をゆく

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成瀬正成は、徳川家康の近臣で、尾張の徳川義直に付けられ、
義直に対しても忠勤を尽くして仕えた。

正成が日頃望んでいたのは、

「恐れ多いことだが、

死後には尊神(家康)の御かたわらに侍りたいと思う。」

ということだった。

程なく正成が身罷ると、義直はその志を思って遺言に違えず、亡骸を日光山に送った。

その死の三日前の事。

 

天海は、

「今朝神祠に参ったところ、正成がここに来て、
神君の御前に侍っているのを見た。

正成は近いうちにきっと身罷ると思う。
まもなくやって来ることだろう。

本当に哀れなことだ。」

と言って涙を落とした。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 尾張藩附家老、成瀬正成

 

 

 

ごきげんよう!