”おたぎ”とは、何と書くのか☆ | げむおた街道をゆく

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本多出雲守(忠朝)という人が、四、五年ほど前、

上総国の”おたぎ”という所を知行した。
 

そこを実地検分し、

「”おたぎ”とは何と書くのか?」

と問うと、里の翁が、
「仔細は知りませんが、昔より”小瀧”と書きます。」

と答えた。

出雲守はこれを聞いて、

「小を捨て大を取ると古人も言っている。

前々はそうであっても、今からは”大瀧”と書くべし!」

と申し付けた。

 

このため領主の考えに従い、大瀧と書くようになった。

在所の者達も、

「確かに小より大が勝る。」

と言っているとか。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 酒封じの神、本多忠朝

 

 

 

ごきげんよう!