彼は既に、死人同然☆ | げむおた街道をゆく

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大坂夏の陣の5月7日、大坂城より、

「秀頼生害の事、御免あるように。」

との使いに、大野修理(治長)が出て、本多上野介(正純)に、この旨を伝えていた時、

田代大膳という者が側に居たが、彼は大野が地に座って発言している時、

後ろで刀のこじりを上げていた。

これに気がついていた正純は、後で田代に、

「なんと荒気な事を。」

と戒めたが、田代は、
「彼(大野)は、既に死人同然なのです。聊かも油断すべきではありません。」
と申したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 宇都宮城釣天井事件、本多正純

 

 

 

ごきげんよう!