教え方というものがある☆ | げむおた街道をゆく

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三河において、壁書の条々を定められた時、

百姓どもはこれを一向に用いなかった。
「如何したものか。」

各々が対策を話し合った時、作左衛門重次はこのように言った。

「土民はいろはですら、しっかりと知らない所に、

硬い文言に古い言葉使いで高札を立てたのだから、

何を言われているのか解らないのだ。
教え方というものがある。私に任せられよ。」

そしていかにもまめに、いろはにて『何々のこと』と書き、

『これを背くと作左が叱る』

と書き加えて出した。

 

これ以降、国中の者達は法令を背かなくなったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 鬼作左、本多重次

 

 

 

ごきげんよう!