「人物はよほど親しくならないと分かるものではない。
玄関で見た来客をたいしたことはないと思っても、
書院でじっくり話すと見直すことがある。
その時に見直さなかったとしても、
居間で話をしてハッとさせられることだってある。
つまり、人間は少しの印象だけで判断できるものではない。
……とはいえ、やはり玄関先の印象を良くすることが一番大事なことだ。
玄関先から書院に通して話す人など、
十人中、四人か三人、居間ともなれば一人いるかどうか。
見直されるような人物でも玄関で終わっては意味がなかろう?
特に若者は心に留めるがよい。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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