大井川の浮橋☆ | げむおた街道をゆく

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家光、上洛の折、大井川を渡る時。

徳川忠長は、その川に浮橋を渡した。

その往来は、やすらかで平地のようであったため、身分の高い者も低い者も、

こぞって忠長の巧智に感心した。

ところが、家光は、その橋に臨むと、にわかに表情を変えて、

「箱根大井は、海道第一の険要にして、関東を隔てているのだと、
神祖(家康)も大御所(秀忠)も、常に仰せられた場所である。
それなのに、このような浮橋を設けて、往来を自由にさせるのは、
あってはならないことである!」

と、甚だ憤った。

 

後年に至り、忠長が罪を蒙ったのも、この時の事より起こったということである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 二世権現、徳川家光

 

 

 

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