守り役、青山忠俊☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

家光は、夜歩きが好きだった。

まだ江戸時代初期は、将軍家の人間でも、ひょいひょいと外出出来たのだ。

 

その家光を、青山忠俊が、諫言した。
「拙者をお手討ちにしてから、夜歩きなさいませ。」

 

他にも、家光が、金魚を愛でていたのを、
青山、

「武士にあるまじきことにござる! こんなもの!」
と、放り投げたりしたそうで、時には、手が出る、足が出るような教育でもあった。
 

あまりに諫言をするもんだから、家光は将軍になって、

最初の命令が何と、青山家の改易。

こうして、坊ちゃん育ちの家光は、邪魔者がいなくなったと思ったが、
自分が将軍をやってみると、青山の教育が正しい事に気が付いた。
さすがにやりすぎた。

青山には悪い事をしたから元の通り、再出仕してもらおうと、
命令を出したものの、今度は青山が命令を拒否した。

 

曰く、
「再出仕の命令を受ければ、将軍が以前の処分が間違っていたと世に知らしめる事になる。
それでは、上様は、下のものに示しがつかない。」

その後、何と死ぬまで復職をしなかった。

 

そこで家光は、息子を出仕させる事で、
青山家の名誉を回復したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 二世権現、徳川家光

 

 

 

ごきげんよう!