松平清康が、ある時、家臣たちを前に、こう語った。
「オレは未だ小身だ。
だからオレはお前たちに、はかばかしい所領を与えることが出来ない。
それなのに、譜代だからって理由で、お前たちはオレのために懸命に、
命を捨てて働いてくれる。
だからな、オレは本気で信じてるんだ。
日本中が敵になって、十万、二十万の軍勢が、
俺たちの所に押し寄せてきても、
お前たちが五百、三百もいれば、それと戦える。
…お前たちを頼りにしている。
いいか? オレは、天下を狙うぞ。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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