蘆名盛隆公は武勇の大将としても有名であったが、
なにより、絶世の美少年として名が高かった。
蘆名が佐竹との合戦に及んだ時のことである。
佐竹の大将、佐竹義重は、合戦の最中、この盛隆を見て衝撃をうけた。
一目惚れをしてしまったのだ。
その晩、義重は思いのたけをつづった手紙を書き送った。
敵の大将に。
盛隆もこれを読み、義重の自分への想いに感動した。
そんなこんなで双方、書状をやり取りしているうちに、ついに合戦は止み、
和議がなったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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