豊臣秀吉が相馬義胤にたずねた、というから、
小田原北条攻めか、それ以降であろう。
「相馬の家紋は九曜紋であるな。どのようないわれがあるのか。」
相馬義胤、答えて。
「九曜紋とは九つの星、すなわち北極星、北斗七星、輔星であります。
相馬の祖先は平将門であります。
将門が戦いに敗れて葦の中に身を潜めていたとき、
北斗の化身である妙見菩薩が現れて、
将門を助力し、脱出させたばかりか勢力を盛り返して関東を席巻させました。
その後将門はおごって朝敵となったので神の加護を失いましたが、
子孫であるわれらは妙見菩薩を変わらず崇拝しているのであります。」
相馬義胤、九曜紋由来を語る。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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