十河一存は、「鬼十河」または、「夜叉十河」といわれた讃岐の猛将で、
その武勇から家臣たちからも信望厚かった。
一存の髪型は前髪をぜんぶ引き抜き、
さらに月代を大きく広げて剃り上げる、「十河額」と呼ばれるもので、
家臣の中には「十河額」を真似する者も多かったという。
一存が「十河額」にした理由は、肌が弱く、長時間兜をかぶっていると、
汗で蒸れて湿疹になってしまうので、それを防ぐための実用的な髪型だったようである。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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