古狐が殿下に☆ | げむおた街道をゆく

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秀吉が、文禄の役で自ら朝鮮に渡ると言い出した際、

三成は、

「直ちに殿下(秀吉)のための舟を造ります。」

と述べたが、

 

長政は、

「殿下は昔と随分変わられましたな。きっと古狐が殿下にとりついたのでしょう。」

と述べた。

 

秀吉は激怒して刀を抜いたが、長政は平然と、

「私の首など何十回刎ねても、天下にどれほどのことがありましょう。

そもそも朝鮮出兵により、朝鮮8道・日本60余州が困窮の極みとなり、

親、兄弟、夫、子を失い、嘆き哀しむ声に満ちております。

ここで殿下が(大軍を率いて)渡海すれば、領国は荒野となり、盗賊が蔓延り、

世は乱れましょう。

故に、御自らの御渡海はお辞めください。」

と諫言したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 古狐が殿下に、浅野長政

 

 

 

ごきげんよう!