長政、斎藤龍興を評す☆ | げむおた街道をゆく

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永禄7年(1564)7月の末、尾張の織田信長と美濃の斎藤龍興が戦い、
龍興が敗北した。
 

また同年8月10日にも両者は戦い、この時は斉藤勢が大敗北をした。
しかし龍興は決して、信長に降伏しようとはしなかった。

さて、この事を知った近江の浅井長政は、

赤尾という家臣にこんな言葉を漏らした。

「斎藤龍興という人は誠に、今の世の義士である。

将来、我々の武威が盛んになれば必ずこの人を幕下に加えよう。
もしまた我々の武威が衰えて他の勢力に付かねばならぬ時が来たら、
必ずこの人を頼ろう。

ああ、今後の世の中に義士が現れるとは私には思えない。
ただ裕福な商人の友を作ってこれを縁とし、

それにへつらうような士や将ばかり多い世の中ではないか。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 江北の鷹、浅井長政

 

 

 

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