いい加減な採用☆ | げむおた街道をゆく

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織田家の猛将で知られる佐々成政は、

越前の郡持大名から越中の国持大名に抜擢された。
佐々は、領地が増えたので新規の家臣の求人募集をした。
なんと、募集要項には「武功自慢求む。」とあるのみ。

仕官希望の牢人の面接官には、佐々、自らあたり、

武功自慢の内容がビックな者はどんどん取り立てた。
しかも、求人1000石の応募者には、1500石で採用。

求人500石の応募者には、700石で採用といった具合に、
牢人衆に大盤振る舞いをした。

見るに見かねた側近が、
「殿が大盤振る舞いをするから、

牢人の中にはホラやウソの武功自慢をする不届き者がいます。

いいかげんな採用はお控えください。」

と諌めても、
「ホラでもなんでも、ワシの手足になる者なのだから、かまうまい。」

と一構に気にしない。

果たして、佐々成政のうわさは近隣諸国に広まり、

結果的に名のある牢人衆を多数召抱えるころができたとのこと。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ さらさら越え、佐々成政

 

 

 

ごきげんよう!