千田吟風☆ | げむおた街道をゆく

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佐々成政は、居城の比良城の客分・千田吟風に、

古今東西の名将達のことを教わった。

 

だけども、この頃の成政は素行が悪く、吟風に突っ掛かった。

「くだらねえ。

昔の武将の言行なんて、本当にあったか怪しいもんだ。違うかい、先生よ?」

成政は過去の名将の逸話なんて嘘臭い、

自分には信じられないと食ってかかった。

 

すると吟風は、成政にこう言った。
「ほう、名将達の言行を疑われるのか。

しかし、何故その前に、
ご自身の馬の肥やしにもならない馬鹿な遊びに、

疑問を抱かぬのやら?」

成政は吟風に一泡吹かせたつもりが、

逆に痛いところを突かれてしまった。

それからの成政は素行を改めて真面目になったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ さらさら越え、佐々成政

 

 

 

ごきげんよう!