信長への諫言☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

信長が酒宴の時に、朝倉義景、浅井父子の髑髏を出して盃にしたという話は、

よく知られている。

 

この時の信長は、すこぶる機嫌がよく、
「お前達の尽力に報いるため、このような肴(髑髏)を用意した。
わしはこの上ない喜びを感じておる。」
と言って家臣達に褒美を与えたという。

 

その席には佐々成政がいた。
酒宴が終わると彼は信長に言った。
「後漢書に『王者四海をもって家とし、万民をもって子とす。
天万民を生じ、君を立ててこれを養う。君道を得るすなわち、
人これをいただくこと父母の如く、これを仰ぐこと日月の如し』
とあります。

上様に従わない国があるのは、上様の不徳ゆえとお考え下さい。
ご自身の良くないところは省みなくてはなりません。」

これを聞いた信長は成政の手を引いた。

まさか手討ちに!?
いやいや、そうではない。

成政の換言に感じいった信長は、
別の部屋で政治について語り合ったのである。

 

この事について、
信長の側近・武井夕庵は、

成政の教養はたいしたものだと感銘を受けたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ さらさら越え、佐々成政

 

 

 

ごきげんよう!