鬼武蔵の馬、”百段”☆ | げむおた街道をゆく

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鬼といわれた森長可には、セットのように言われる名馬があった。

この名を、”百段”と言う。
 

この名、金山城の石段を、百段も一気に駆け上がるので、そうついたそうだ。

さて、小牧長久手において、森長可は徳川軍の狙撃により斃れる。

彼はこのときも、この百段の上にいた。
 

馬上から地面に斃れた長可の首を取るため、徳川軍の雑兵が殺到した。

これに怒ったのが百段である。

 

この馬、徳川の雑兵たちと戦い始めたのだ。

体に二箇所も槍傷を負いながら、
森隊の者が長可の死体を回収するまで守り通し、

それを見届けると、傷を物ともせず、
豊臣軍の陣地に堂々と帰っていった。

この百段の活躍が、もう一度記録に現れる。

それはこの小牧長久手から、なんと30年後。
大阪の陣である。
長可の弟・忠政をその背に乗せ戦場を駆け回り、

主人と共に首級206を獲る大活躍をなしたとか…。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 鬼武蔵、森長可

 

 

 

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