お葬式の途中で☆ | げむおた街道をゆく

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天正十年6月2日、本能寺の変が起こる。
ご存知のように、森長可の弟達、乱丸、坊丸、力丸、も討ち死にをした。

そして6月22日、森家において、彼らの葬儀が営まれた。

喪主は長兄、長可である。
葬儀も一段落ついたころ、一旦奥に引っ込んでいた長可が出てきた。

鎧を着込んで。兵を引き連れて。

そ、そのお姿は?

 

驚く葬儀の参加者を前に鬼武蔵、

「我が森家はかねてより、馬串山米田城主、肥田玄蕃と領土紛争を起こしていた。
さて、今日は我が家の葬式である。

肥田玄蕃も、よもや葬式の日に攻めては来ないと、
油断しているに違いない。

攻めるは今だ!行くぞ者ども!」

と、怒涛の気負いで出陣、当然のように油断していた米田城を、攻め落とした。
鬼の呼び名は、伊達じゃ無い。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 鬼武蔵、森長可

 

 

 

ごきげんよう!