喧嘩を仲裁☆ | げむおた街道をゆく

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加藤嘉明のところで、大名たちが会議したことがあった。

 

この時、大名の金森某が途中で席を離れた。

その後、金森が離れている間に、織田某が金森の席に座ってしまった。
用を済ませて戻ってきた金森は、自分の席に織田が座っているのを目にした。

「何故あんたが、俺の席に座っているんだ!」

怒った金森は織田と喧嘩し始めた。

これを見た嘉明は間に入り、金森を別の席に案内してこう言った。

「席のことで争うなんて無益なことです。

金森さん、あなたが何処に座っていようと、

皆があなたを尊敬しているんですよ。」

嘉明に諭されて恥ずかしくなった金森は織田に謝罪した。

「いや、私こそ知らなかったとはいえ悪いことをしました。」

織田も悪いと思っていたのか金森に謝った。

嘉明のおかげで二人の関係はこじれずに済んだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 沈勇の士、加藤嘉明

 

 

 

ごきげんよう!