子の善悪邪正は、親たる者のしつけによるものである。
3歳以後は言語を教え、5歳以上は起居動静を指南し、
7歳からは手習いを勧め、8歳からは読書を習わせ、
10歳に至っては身の行いを第一とし、
主に忠、親に孝、他人であっても老を敬うこと、兄弟の差別はもちろんのこと、
子を慈しんでよく教え、人の応対・送迎・式礼を合点させるのだ。
貴賎ともに教導がしつけの第一だ。
年頃になり、生物知りになっては、時後れ(“時すでに遅し”か)である。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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