予め慎む心得のある人は☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

往来はなおさらのこと、在宿であっても、咎人が行き過ぎる時に、
目を見合わせてはならない。

罪人は死刑に迷って正気転変するので、

「あれこそ、知り合いの人だ! 罪科の次第を知っている!」

などと、妄語することがある。

その時は、役人も捨て置かずに糾明する。

もちろん言い逃れたとしても、
見聞人の口は塞ぎ難い。

主人のいる者は、これによって疑いを蒙るのである。

これは妻子や下人にも、よく言い含めておくべきことである。

およそ災難に遭うのを“時節到来”とは、はなはだ僻事である。

予め慎む心得のある人は、不慮の災難を受けることはない。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 啄木鳥の戦法、山本勘助

 

 

 

ごきげんよう!