天文22年(1553年)、
村上義清ら北信濃国人衆の要請を受けた長尾景虎が、川中島へ攻め入った。
信濃先方衆として下伊那の支配を任されていた秋山信友が、
高遠城を離れた隙に、下伊那の知久頼元と座光氏は、
知久氏の居城である神ノ峰に兵を集め、武田方に反旗を翻した。
翌天文23年(1554年)、
下伊那に戻った秋山の説得を断固拒否した反武田勢と武田軍で戦端が開かれ、
敗れた反武田勢は知久氏の居城である神ノ峰に籠城。
この攻略を任された一人である山本勘助であったが、
彼は城を一望できる松の木によじ登って、
城の様子を伺ったが守るに易く攻めるに難い城の様子を見て、
彼は悔しがって松の上でジタジタを踏んだという。
このことからこの松は、山本勘助物見の松とか、ジタジタ松と呼ばれることとなった。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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