佐州は未だ御愁傷のうちに☆ | げむおた街道をゆく

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本多佐渡守(正信)は、息女が死去して、悲嘆の最中から評定場へ出て、

御用を心得なさったため、
「佐州は未だ御愁傷のうちに、御出になられるのですか?」

と、挨拶致された方がいた。

佐渡守はこれに、

「どうして娘が1人死去致し申したからといって、御用を欠くべきことでしょうか。」

と、申されたという。

大久保相模守(忠隣)は息男・加賀守(忠常)が死去した時、

強く悲嘆し、それからは御奉公も勤め得ないように、思いなさったという。

佐渡守と気持ちが異なっている。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 狸寝入り、本多正信

 

 

 

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