忠に似た不忠☆ | げむおた街道をゆく

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本多正信が、ある時、家司の忠義ということについて、

息子・正純にこんな事を言った。

「忠に似た不忠、というものがある。

例えば石田三成という人について、

彼は大風雨のあった夜に、御城廻りの破損のことを一々見て、
明けた卯の刻(午前5時頃)には秀吉公に報告を提出した。
普請奉行から正規の被災報告が上がってきたのは、

大きく遅れて巳の刻(午前9時頃)であった。
これは普請奉行の面目を完全に潰し、また反発を生む。

三成のやったことは一見良いことに見える。

しかしこういった類の行為は、実際にはその家のため、

また家中の組織のためにも、決して良い行いではないのだ。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 狸寝入り、本多正信

 

 

 

ごきげんよう!