神君伊賀越え☆ | げむおた街道をゆく

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天正10年、本能寺の変。

 

堺にいた徳川家康は、急ぎ帰国の途に就く。
いわゆる神君伊賀越えである。

さてこの一行にあった本多正信は、家康に従う宇治の茶商人・上林政重と語らい、
彼に地元の者達百人ほどを集めさせ、木津川のあたりに控えさせた。

そして家康が近江信楽は多羅尾氏の屋敷に入ったのを確認すると、
この宇治の上林の人々に、

「徳川殿はここに入られるぞ!」

と言わせ、さらに先の百人に川の上下に篝火をたかせ、

いかにも家康の来訪を待っている、という姿をとらせた。

これに明智の軍兵も家康は宇治に入るものと思い込み、

その隙をもって家康は無事、伊賀を廻って三河へと帰りついたのだという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 狸寝入り、本多正信

 

 

 

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