強からず柔らかならず、また卑しからず☆ | げむおた街道をゆく

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永禄6~7年の間に、一向専修の門徒たちが、徳川家康に対し反乱した時、
本多正信は舎弟・三弥正重と共に、上野の城に立ち籠もった。
 

永禄7年2月28日、諸寺の門徒たちはその罪を赦され、尽く降伏した。
しかし、本多正信は国を出て、都の方に赴いた。

そこで松永弾正忠久秀が、正信を見て側の者にこう語った。
「私は、少なくない数の徳川家から来た侍を見た。

その多くは武勇の輩であった。
しかし、一人この正信は、強からず柔らかならず、また卑しからず。
必ず、世の常の人ではない。」
そう感想を漏らしたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 狸寝入り、本多正信

 

 

 

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