もし斥候の者が、討たれると☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家康が、ある時、敵方への物見を、甲州衆の内より遣わした。

この時、榊原康政は、物見の侍たちに向かって言った。

「各々、心得はあるか? このような物見には心得がなくては叶わぬものである。」

斥候の武士は、
「委細心得候。」

と答え、物見をして帰還した。

側に射た人が康政に、

「あれはどう言う事か。」

と尋ねた。

 

これに康政は、
「もし斥候の者が討たれると、やむを得ず合戦に成ってしまうものだ。

敵は大軍で、味方は少勢なのだから、
『軽く見て帰れ。』

との心を伝えたのだ。」
と言った。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ ”無”の字の旗指物、榊原康政

 

 

 

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