槍術は、下手であった☆ | げむおた街道をゆく

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中書忠勝は世に強く勇ましいと知られているが、
槍術は下手であったというものがある。

中書は老後まで槍を殊に執心していて、

家臣を相手にして、日々のように修行していた。
 

そこで相手をしている若士どもに中書は身を入れるが、

非常に拙技で、逆に自由に突かれたそうだ。
 

また人が身を入れてきたところを突くにしても、槍先がきかなかった。
自身でも残念に思われたのか、ひたすら修練を怠らなかったとか。

常はこのようであるが、戦場に臨んでは敵と戦うときは、
その技の絶倫、世で言うところのようであったと。
思いのほかの話である。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 蜻蛉切、本多忠勝

 

 

 

ごきげんよう!