忠勝の「侍論」☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

侍は、首を取らずとも不手柄とは言わない。

事の難にあたって、退かず、主君と枕を並べて討ち死にを遂げ、
忠節を守るものをさして、侍と申すものなり。

義理、恥を知らぬ輩は、物の吟味をしないゆえに、幾度もの首尾があっても、

一つも床しいとは思えない。
禄を持って招く時は、譜代の主君を捨てて二君に使える輩が出てくるものだ。

そもそも、心というものは、物に触れて移ろいやすいものなのだから、

仮初にも、侍道の外を見ず聞かず、
朝夕身を修練し、武芸を心がけ学問するとも、

忠義大功を聞き、兜の緒を締め、槍長刀太刀を提げ、
天下の難儀を救わんと志す。

 

それこそが、侍の役割なのだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 蜻蛉切、本多忠勝

 

 

 

ごきげんよう!