五十歳☆ | げむおた街道をゆく

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徳川秀忠が、五十歳になった頃、藤堂高虎は物の序でに、
「尊齢すでに知命に及ばれたのですから、

今よりは何事もすこし御ゆるみになられて、
御心のままに、御遊びなどなさってはいかがですか。」

と申し上げた。

これに秀忠は、

「お前たちのような立場なら、年老いた後に何事をしたからといって、
妨げもないだろうが、わしは恐れ多くも太政大臣の地位にあって、

天下の多くの人々が仰ぎ見ているのだから、

死ぬまで慎んでも、なお足りないのだ。」

と言った。

高虎は恐れ慎んで、秀忠が老いても謹慎を怠らないことに、

感銘を受けたということである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 将軍後継者、徳川秀忠

 

 

 

ごきげんよう!