病の間も☆ | げむおた街道をゆく

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秀忠公は、病の間も一日も、髪を結わせない日が無かった。
これは天下の事を日々お聴きになられるので、

その礼儀の為であった。

家光公はこれを聞き御気の毒に思われ、

御政道の事はしばらく、お耳に入れぬよう老中へと申し渡したので、

あらゆる報告が当分差し控えられた。

秀忠公は、

「天下の事を一日も聴かないのでは、気になってかえって気分が優れなくなる。

天地のうちに役割をもたぬものが居ないように、

天下の主将は死に至るまで、政事を聞くことこそ本意である。」

と仰せられた。

その後は元のように報告するようになったと言う。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 将軍後継者、徳川秀忠

 

 

 

ごきげんよう!