幽斎の信長・秀吉評☆ | げむおた街道をゆく

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信長様の御軍法は、御敵になった者は子々孫々までも殺してしまい、
その名跡をも取り上げるほどに厳しいもので、こうして天下を治められた。

内裏の御修理などを仰せ付けられ、衰えた王法を盛り立てなさり、
後に仔細あって京の地子を免除なされて、万事賞罰正しく、
仰せ付けられたので、万民にいたるまで仰ぎ奉った。

しかしながら、一度御敵となれば御詫言を申し上げて御旗下となろうとも、
御心を許されず、憎しみも浅くはなかったので謀叛人も多くなり、
そのような時には、強引にというばかりにもいかなかった。

太閤様はそれをよく御覧になっていたので、

御敵となった者には厳しく仰せ付けても、

御詫言を申し上げて御旗下となれば御譜代同然に懇意になされ、

気兼ねなくなされたから、

昨日までの御敵となった者でも、身命を捨てて忠節を尽くそうとし、

謀叛人もおらず、早々に天下を御治めになった。

両大将の御軍法は、このように裏腹に違っている。
この心持ちは、小身の者でも心得ておくべきことだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 当代一流の文化人、細川藤孝

 

 

 

ごきげんよう!