鉄砲隊運用の心得☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

合戦で鉄砲の者を召し連れ、鉄砲を討たせる時は、

たとえ敵が五間か十間の遠くに在ったとしても、
何か木陰などが有ればそこに召し連れ参り、

そういった場所で撃たせるべきである。
 

そのようにすれば、こちら側に手負いは出ない。

何も知らない衆は、少しでも近くにと思い、

敵から見晴らしの良い場所に鉄砲の者達を置いてしまう。
それ故に敵から散々に打たれてしまうのである。

そうなれば、手負いが二、三人も出れば、

此の方は崩れてしまう。

鉄砲の命中率など、五間十間遠くても同じことである。
そういった時は、此の方に手負いがないように見立てることが肝要である。

また、旗本より程遠くに在る時は、鉄砲大将の指物を、敵に近い場所に、

塚でも、また小高い場所でも有るならば、

そこに指物を持たせ遣わし、立てておくのだ。

そのようにすれば、脇より見て、
「誰々は早くもあそこまで仕寄せしている。」

と見えるものである。

こう言ったことは、自ずから行うべきことで、

鉄砲大将などは心得有るべきである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 当代一流の文化人、細川藤孝

 

 

 

ごきげんよう!