小姓の衆道熱☆ | げむおた街道をゆく

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昔、藤堂和泉守の児小姓の間で衆道が流行していた。
和泉守がどんなに禁止しても男色熱はいっこうに冷めない。
困り果てた和泉守は、ある日、藩士たちに向かってこう言った。

「よし、お前らよく聞け。
衆道の契りを結んだ者たちには、知行を与えてやるぞ。」

あたかも衆道を奨励するようなお達しに、

しかしその後衆道の流行は急速に衰えてしまった。
どうやら「知行ほしさ」に衆道の契りを結ぶと思われては武士の名折れ、

と恥じたからなんだそうな。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 下天を謀る・異聞、藤堂高虎

 

 

 

ごきげんよう!