一揆を起こさないように☆ | げむおた街道をゆく

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奥州仕置にて、大谷吉継・木村重茲が出羽仙北の検地を行った際に、
大谷配下の代官が農民を斬り捨てたことなどに反発して、

大規模な一揆が勃発した。
 

このとき上杉勢も奥州仕置に駆り出されており、吉継の要請を受けた景勝は、
鮮やかな速攻で瞬く間に一揆を鎮圧し、吉継も大いに感嘆したという。

そして後日、上杉勢の在陣する大森城へ吉継を招くと、景勝曰く。
「こないだの一揆が起きた件、あれは思うに、やり方が手ぬるいせいだと思うのだが。
このままにしとくと、また似たようなことが起きるかと。
なので、武士だけといわず商人から百姓まで、

分け隔て無く人質を取るのがいいと思うのだがどうだろう?」

これには吉継も同意し、4歳から65歳までの老若男女、実に20人を超える人質を得、
大森の周辺に番人を置いて見張らせた。
 

以降、さしたる騒動もなく出羽仙北の仕置は滞りなく完了したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 不識庵以来の軍法、上杉景勝

 

 

 

ごきげんよう!