参勤交代の道中、長政は、富士川までやって来た。
「おい、川を渡りたいのだが。」
「へえ。料金はこれくらいになりやす。」
「なに! こんなにとるのか!」
渡し守たちは、高額を提示して、なかなか船をださなかった。
その時、長政は思った。
「なんてことだ、大名にこんなにふっかけるとは…。
きっと民はもっと迷惑しているに違いないのだ……。
よし! ぶっ殺してやろう!」
思い立った長政は、渡し守6人ほどを斬り殺し、
川端に首をさらして江戸へ向ったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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