利休の石灯籠☆ | げむおた街道をゆく

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千利休は、とある古い石灯籠を大切にしていた。

 

自ら色々手をいれ、これこそ天下一の石灯籠だと自慢していた。

その石灯籠は、利休の高弟としても有名な細川忠興に譲られた。
間もなく、利休は秀吉の命で切腹をした。
石灯籠は、利休の遺品となった。

忠興はその石灯籠を、領地の丹後田辺城へと大切に持ち帰った。

その石灯籠に込められた利休の精神を、
失ってはならない、そう考えたのだろう。
やがて世が転変し、忠興自身が小倉へ、また熊本へと身を移しても、

その石灯籠は常に忠興とともにあった。

今、その石灯籠は、京都大徳寺の塔頭、高桐院の細川忠興の墓に、

墓石として置かれている。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 激情の人、細川忠興

 

 

 

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