結城秀康に行列の先を譲る☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

慶長8年3月25日、征夷大将軍となった家康は、御所に参内し拝賀の礼を行った。
その参内の行列のうち、武臣の参議少将の衆は塗り輿で供奉した。
越前参議(結城)秀康卿、豊前参議(細川)忠興卿、若狭参議(京極)高次卿、
播磨少将(池田)輝政朝臣、安芸少将(福島)正則朝臣である。

結城秀康卿は、従四位の参議にて、忠興君が上首(従三位の参議)であったので、
秀康卿の上に列するところを、(忠興君は)ご辞退なさろうとしたが、
家康公は、

「官位の次第は乱すべきではない。」

と仰せられた。
 

しかしそのように取り計らおうと、(家康公が)前もって奏上されたため、
秀康卿は(同年の2月25日に)従三位に叙され、忠興君はその次に付けられた。
これは家康公が(忠興君の辞退に)感心されたからだという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 激情の人、細川忠興

 

 

 

ごきげんよう!