彼が、士心を得た故☆ | げむおた街道をゆく

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福島正則が、士を愛した話はすこぶる多い。

 

家老の木造大膳(長政)が、病気の時、正則は毎日行水して裃を身に着け、

天照大神へ祈願をかけ、

「大膳をいま五年御助けおき下されば、代々神楽を献上します。」

という願書を納めて、数十日精進したのだといわれている。

その愛情の深さは、この一事でも知ることができよう。

また正則の兵の強さもつまるところ、彼が士心を得た故である。

彼に使われる者は一人として強兵でない者はおらず、

一人として忠臣でない者はいないというのは、

当時すでに世に認められたところである。
 

この一事は他の諸将で決して及ぶ者がいなかったという。

かの伊奈図書(昭綱)の首所望も、思うにこの心より出たのであろう。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 岐阜城攻め、福島正則

 

 

 

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