人で葺く☆ | げむおた街道をゆく

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名古屋城普請の時、諸大名が福島(正則)のところに集まって、
饗応があったのだが、

ことのほか暴雨暴風で、小屋の屋根は持ちこたえられないほどであったのに、

少しの別儀もなかった。

さて、相仕が退去の時に屋根を見なさると、

諸侍がことごとくかっぱを着て、屋根の上に伏していた。

人で葺いたのである。

小屋の上であるのに上がる音もせず、

咳払いの音もしなかったということである。

浅野紀伊守(幸長)はこれを見て、

家来の供の者に、

「これを見よ。」
と、申されたということである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 岐阜城攻め、福島正則

 

 

 

ごきげんよう!