”黒田節”、その後☆ | げむおた街道をゆく

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黒田家家臣・母里太兵衛に、名槍「日本号」を飲み取られた福島正則。
 

さて、その翌朝、正則は家臣に尋ねた。
「ああ、昨日は良く飲んだ。おや?わしの日本号はどこに置いた?」

「え?アレは、黒田家の母里殿に、お与えになったじゃありませんか。」

「な…、なんだと!」

正則驚いた。覚えてない。そんなことをした覚えは無い。
はい、みなさん御想像のとおり、正則さん、また酔って記憶をなくしてしまったのです。

「なんということだ! あれは太閤殿下よりいただいた大切な重宝である!

それを他家の家臣に与えてしまうとは…!

何でお前達も黙っていたんだ!」

口答えすれば斬るだろ、酔っている時のあんたは。
涙目の正則、すぐさま母里の元に使者を出した。「あの槍、返して!」

母里、

「いやです。」

正則からの返還要求を完全無視。

その後も、正則より何度も返すように言ってきたが、
母里はついに最後まで、日本号を手放すことは無かったそうである。

正則さん、黒田節の逸話もまた、酒の上の失敗だった。と言うお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 岐阜城攻め、福島正則

 

 

 

ごきげんよう!