島津義弘☆ | げむおた街道をゆく

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朝鮮の陣中では、厳しい寒さから凍死者や病人が続出していたが、
なぜか島津の陣営だけは、凍死者が出たという話を聞かなかった。
南国の人達だから真っ先に根を上げると思ったのに。

不思議に思った清正が、軍議にこぎつけて陣中を覗いてみたところ、
義弘をはじめ、大将も兵卒もみんなで陣の中央に置かれた、
大囲炉裏を囲んで温まっていた。

驚いた清正がこっそり島津の下人に尋ねてみると、
「うちの殿様は夜中3度ずつは各陣をお廻りになり、
 火気が乏しくなって居らぬかと自らお指図されるのです。
 特に寒さの厳しい夜は上下同様にお粥を頂かれ、
 寒気を防ぐことは殿様も我々も変わることはございません。
 おかげさまで一人の病人も出さずに済んでおります。」
とのこと。

自分を特別扱いせず、
一兵卒と常に共にある義弘に、清正は非常に感動したとか。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 蔚山城の戦い、加藤清正

 

 

 

ごきげんよう!