度胸☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

蔚山城は、未完成で宿舎もろくに無かったため二の丸三の丸に、
新たに寝場所だけでも構築しようと清正が現場を見回っていた所、

明軍の石火矢がとんできた。

この石火矢は、清正の小姓の上半身を吹き飛ばし下半身だけその場に残した。

その場に居た者は顔面蒼白となり我先に逃げんと正に本格的な混乱状態に陥ろうとしたその時、

『動くなっ!』
っと清正は叫んだ。周りが、はっとする中こう続けた。

『動いてはならぬ。わしもみなも命が惜しいのは同じじゃ。

わしの動きがあぬうちは身動きするな!』

そういったすぐ後にニ発目の石火矢が清正の頭上を通り過ぎその先に落ち、

退路に大きな穴を作った。

『よし、退け!』

こうして大きな犠牲を出さずに退けたという。
 

清正曰わく、
『何度かあの攻撃を受けて退いている、故に退路は当然狙われる。』

と言う事だ。

粉砕された小姓を横目にやたらと冷静な清正さんまじ鬼将軍。

しかしこの明の使っている攻城兵器の石火矢とは、一体どんな兵器だったのか?

小姓を吹き飛ばしたり、大きな穴作ったりと大砲並の性能を持ってる気がする。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 蔚山城の戦い、加藤清正

 

 

 

ごきげんよう!