蔚山城の攻防は、日本軍の勝利に終わり蔚山城は解放された。
城内に駆けつけた飯田と森本は清正と再会し、
「二度とお目にかからないのではないかと存じていたのに、
御運を開いて下され、ありがたく存じまする。」
と清正の生存に喜び泣いた。
清正も二人の手を取りともに涙したという。
飯田、
「題目の旗が見えなかった為、最早と思っておりました。」
清正、
「いや…あの旗は、私の旗として、この地では有名になりすぎてしまった。
敵にあの旗を見せてはかえって、
「清正あり。」
と敵の士気を高めてしまう事になる。だから隠しておいたのだ」
清正、敵の士気を考え旗を隠すお話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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