舎人助☆ | げむおた街道をゆく

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朝鮮出兵の際、鍋島直茂の一門に、鍋島舎人助という侍がいた。
本来なら出陣するのは十五歳以上の者と決められていたのだが、

舎人助は十三歳であったにも係わらず、歳を偽って渡海してしまった。

朝鮮で鍋島家の陣を訪れた加藤清正が、この舎人助に眼を止め、
「この子は鍋島殿の御一門であろうか? いずれ成長した折には、

さぞかし剛強な侍になるでしょうな。」
と言った。

天下に名の知れた名将にそう言われた舎人助、

さぞかし嬉しかったかと思えば、そうでもなかったらしい。

「だってその時、清正公ってばオレの帯をつかんで、片手で持ち上げたんだぜ!?

それも十回くらい、上げたり下げたり。帯が腹に食い込んで、痛かったのなんの。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 蔚山城の戦い、加藤清正

 

 

 

ごきげんよう!