山崎の戦いにて、秀吉の護衛を勤めていた清正は、
秀吉より、物見の任を受け高山右近隊の戦況確認に向かった。
高山右近、大いに苦戦しそこに、明智方、伊勢与三朗の家臣・進藤半助が、
鉄砲隊2、30を引きつれきて来て、戦況はさらに悪化。
之を見た清正、鉄砲隊の前に躍り出て、
「好敵手ござんなれ!」
と吠える、と進藤半助答えて出るも一蹴される。
さて戦況報告と進藤の首を受けた、秀吉だが浮かない顔で清正に尋ねた。
「君には物見を頼んだはずなんだけど。どうして首を取ってくるわけ?」
清正答えて、
「もとより自分は戦を、好みませんが敵が来て、挑むので、
やむおえずして、このような仕儀に至りました。」
秀吉、之を聞き脇差を与えた。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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