加藤清正が、尾張津島の親戚の家にいたの事である。
突然、家に泥棒が押し入り、家の者を縛り上げてしまった。
ところが清正だけはとっさに鬼の面と短刀を手に取り、道具箱の中に隠れた。
盗品を村外れまで運んだ泥棒がその道具箱を開けると、
鬼の面をかぶった清正が飛び出してきて、
たちまち泥棒の一人を切り捨てたため、残りの者達は、
「鬼じゃ!鬼が出た!」
と驚きのあまり一目散に逃げてしまったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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