万代屋宗安に☆ | げむおた街道をゆく

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「名将言行録」には、あくまでも徳川家康の打倒を目指していた石田三成は、

茶人の万代屋宗安を使者として、

友好関係にあった大名達に挙兵計画を伝えたとある。

 

その際、計画の露見を防ぐ為に、
宗安を追放したと見せかけて、会津の上杉景勝のもとに派遣し、

次に景勝にも追放された事にして、

常陸の佐竹義宣のもとに送り込んだという。

 

そして、佐和山に戻ってきた宗安に、

かつて宗安から購入した茶器の唐来肩衝を渡し、

「これを持ち帰って、私が討ち死にしたら朝夕茶を点てて追悼して欲しい。

もし私が志を遂げる事が出来た時はまた買い戻そう。」

と語ったという。 

 

実は敗北を覚悟してたかもしれない、三成の逸話である。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 大一大万大吉、石田三成

 

 

 

ごきげんよう!